Webデザイナーになるには

  • 2020.01.29
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Webデザイナーの概要や仕事内容

Webデザイナーとは

Webデザイナーとは、ウェブサイトのデザインを行う仕事です。クライアントの希望や自社の目的を受けて、それに沿ったデザインを構築します。
近年、ウェブサイトは企業のイメージや商品の売り上げを左右する重要なコンテンツとなっており、それに伴いWebデザイナーという職業も欠かせないものとなっています。

Webデザイナーの仕事内容とは

ここでは、Webデザイナーの仕事内容を見ていきましょう。

  • デザイン(ワイヤーフレーム・モックアップ・プロトタイプ等)
  • 素材の作成(図表・写真・イラスト加工等)
  • コーディング
  • SEO対策(検索エンジン最適化)
  • 企画
  • ウェブ運営
  • ミーティング・ヒアリング

Webデザイナーのメインの仕事はWebデザインですが、ウェブの専門家として、コーディングやSEO対策など幅広い仕事を任される可能性があります。
また、クライアントやチームの意向を汲むためのヒアリングやミーティングも、デザイナーにとっての重要な仕事です。

Webデザイナーになる方法

Webデザイナーになるには様々な方法がありますが、以下のような手順を踏むのが主です。

①学校で専門知識を学ぶ

Webデザイナーの世界では、未経験で就職することは困難です。独学で知識や技術を身に付けるのも難しいため、多くの場合、まずは専門学校や大学の専門コースでウェブデザインの知識を学びます。
HTML、CSS、DTP、プログラミングなど、幅広い知識・技術を学生時代に身に付けておくことで、その後の活躍の場が広がるでしょう。

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②Web系の制作会社に就職する

学校卒業後にWeb系の制作会社に就職できれば、晴れてWebデザイナーとして働くことができます。会社の規模によって手掛ける仕事のジャンルや内容が変わってくるので、会社選びは慎重に行いましょう。

また、近年ではWeb系の制作会社以外に一般企業でも、Webデザイナーを採用する例が増えています。その場合は会社のウェブ専属担当として、ウェブコンテンツのデザインや管理を行うことになるでしょう。

Webデザイナーに求められる資格や試験

Webデザイナーには、必ず持っておかなければならない資格や試験はありません。
ただし、ウェブデザインに関する資格としては、「ウェブデザイン技能検定」という資格があり、その知識はWebデザイナーの実務に役立ちます。以下概要をご紹介します。

ウェブデザイン技能検定とは

概要:ウェブデザインの知識や技能、実務能力を測るための国家検定制度のひとつ。2,3級に合格すると協会会理事長から、また1級に合格すると厚生労働大臣から、それぞれウェブデザイン技能士の合格証書の発行を受けられます。
主催:特定非営利活動法人インターネットスキル認定普及協会
レベル:3級・2級・1級

難易度や試験について

ウェブデザイン技能検定の合格率は、3級が60-70%、2級が30-40%、1級が10-20%となっており、級が上がるごとに難易度も上がることがわかります。特に1級の難易度は高く、合格するにはかなりの努力が必要でしょう。
ウェブデザイン技能検定の試験概要は、以下です。

3級 2級 1級
試験日程 5月・9月・12月・2月 12月(学科)・2月(実技)
試験会場 全国主要都市(日程により異なる) 全国主要都市(日程により異なる) 東京・大阪・福岡(学科のみ)
受験料 学科: 5,000円・実技: 5,000円 (35歳以上)3,000円(35歳未満) 学科: 6,000円・実技: 12,500円(35歳以上)7,000円(35歳未満) 学科: 7,000円・実技: 25,000円
試験時間 学科45分・実技60分 学科60分・実技120分 学科90分・実技180分・ペーパー実技60分
受験資格 ウェブの作成や運営に関する業務に従事している者及び従事しようとしている者                          (ウェブデザイン技能検定公式HP 受験資格より https://www.webdesign.gr.jp/kentei/guide.html#shikaku) ・2年以上の実務経験を有する者

・職業高校、短大、高専、高校専攻科、専修学校、各種学校卒業又は普通職業訓練修了した者

・大学を卒業した者

・高度職業訓練を修了した者

・3級の技能検定に合格した者       (ウェブデザイン技能検定公式HP 受験資格より https://www.webdesign.gr.jp/kentei/guide.html#shikaku)

*実技試験

・1級の技能検定において、学科試験に合格した者

*学科試験

・7年以上の実務経験を有する者

・職業高校、短大、高専、高校専攻科、専修学校、各種学校卒業又は普通職業訓練修了後、5年以上の実務経験を有する者

・大学卒業後、3年以上の実務経験を有する者

・高度職業訓練修了後、1年以上の実務経験を有する者

・2級の技能検定に合格した者であって、その後2年以上の実務経験を有する                                    (ウェブデザイン技能検定公式HP 受験資格より https://www.webdesign.gr.jp/kentei/guide.html#shikaku)

試験形式 学科:マーク式・実技:課題選択式
合格基準 学科・実技ともに100点満点中70点以上で合格70点以上(ただし、各分類において60%以上の得点を取得)

ウェブデザイン技能検定は、学科と実技に分かれており、どちらかだけの一部合格という制度も存在します。その場合、再受験の際に、既に合格している分野の試験は免除されます。
また、ウェブデザイン職種の指定試験機関技能検定委員を規定年数務めた方なども、試験の一部を免除されることがあります。詳しくはウェブデザイン検定の公式ホームページをご確認ください。

今後のWebデザイナーの将来性

近年では、ウェブコンテンツが一般的になり、さまざまな表現が行えるようになりました。今後もこの傾向は続き、さらに発展していくことも予想されるため、Webデザイナーの仕事はますます欠かせないものになっていくと考えられます。

ただし、技術は日々進歩していくため、長くWebデザイナーの仕事を続けるためには、新技術に対応するための勉強やセンスを磨くための努力も必要です。
実績を積めば、より安定した仕事として働けるでしょう。

Webデザイナーの就職先

Webデザイナーの就職先としては、Web制作会社やアプリ制作会社が挙げられます。

また、一般企業にて専属のWebデザイナーとして就職するのもひとつです。その場合は、クライアントからの依頼という形ではなく、自社のコンテンツ制作を行うことになるため、より集中的に案件をこなすことになるでしょう。

さらに、実績を積んだWebデザイナーは会社に属さず、フリーとして活動したり、講師として後進の指導にあたったりすることもあります。また、派遣やアルバイト、副業としてWebデザイナーの仕事を行う方もいます。

Webデザイナーに向いているのはこんな人

Webデザイナーは自身の感性を生かし、Webコンテンツを作ります。そのため、センスがある方や感性を磨く努力ができる方は、Webデザイナーに向いていると言えるでしょう。
また、コンピューターが得意であることはもちろん、クライアントやチームの意向を組むための高いコミュニケーション力も重要です。

さらに、ウェブデザインの仕事では地道な作業が必要となるため、忍耐力や集中力に優れている方も、Webデザイナーに向いていると考えられます。

Webデザイナーに関連する職業や資格

Webデザイナーに関連する職業

Webデザイナーに関連する職業としては、以下のようなものが挙げられます。

  • Webディレクター
  • Webプロデューサー
  • Webプランナー
  • アートディレクター

Webデザイナーは、このような職業の人とチームを組み、話し合ったり指示を受けたりして、コンテンツのデザインを行なっていきます。
Webデザイナーとしての実績を高めれば、これらの職業を兼ねた仕事を任せられる場合もあるでしょう。

Webデザイナーに関連する資格

Webデザイナーに関連する資格としては、先ほどご紹介した「ウェブデザイン技能検定」の他に、「HTML5プロフェッショナル認定」や「Webクリエーター能力認定試験」、「カラーコーディネーター検定」などが挙げられます。
これらはどれもウェブページ制作に関する資格、もしくは色彩に関する資格であり、どちらもWebデザイナーには欠かせない内容です。Webデザイナーとして活躍したいなら、取得しておいて損はないでしょう。

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