メディカルトレーナーになるには
- 2020.02.28
メディカルトレーナーの概要や仕事内容
メディカルトレーナーとは?
メディカルトレーナーは、身体にトラブルを抱えた人に対して回復方法の指導や援助を行う人のことを言います。
故障してしまったプロのスポーツ選手から腰痛を患う一般の方まで、幅広く患者さんのサポートを行うことができます。医学的知識と技術をもってリハビリや健康増進をサポートします。
メディカルトレーナーの仕事内容とは?
メディカルトレーナーは患者さんが抱える身体のトラブルの原因を把握し、一人ひとりに会った身体の動かし方を指導します。
例えばプロスポーツ選手に対しては運動能力を高めるための基礎トレーニング指導、筋トレやストレッチの指導、競技や練習中に行うテーピングなどの応急処置、リハビリサポートといった身体を動かすための指導や応急処置だけでなく、試合に向けて心身のコンディショニング調整まで行っています。
一般の方に対しても体質や健康状態などを把握した上で一人ひとりに合わせた指導を行っています。
メディカルトレーナーになる方法(資格取得方法等)
メディカルトレーナーになるためにはいくつかの方法がありますのでどんなものがあるのかチェックしてみましょう。
●スポーツ系の専門学校に進学する
高校卒業後にスポーツ系の専門学校へ進学して専門知識を得る方法です。
メディカルトレーナーになるためには、身体の構造やスポーツについて専門知識を学ぶ必要があります。必要な知識を得るためにスポーツ系の専門学校へ進学するということになります。
●スポーツ系の短期大学に進学する
高校卒業後にスポーツ系の短大へ進学して専門知識を得る方法です。
4年制大学よりも短い期間で学び卒業できることから早く経験を積見たいという理由で短期大学を選ぶ人もいますが、4年制大学より勉強できる時間が少なくなるため、過密なスケジュールになることは避けられません。
●スポーツ系の4年制大学に進学する
高校卒業後にスポーツ系の4年制大学へ進学して専門知識を得る方法です。
専門学校や短期大学に比べると卒業するまでに時間がかかりますが、専門学校や短大を卒業した人よりも、大卒のほうが高収入になる傾向にあります。
また、スポーツ系の4年制大学は部活動が盛んにおこなわれている学校が多く、学生のうちから部のトレーナーとして帯同する機会もあります。そのため早くから実績を積むことができることになります。
理学療法士・柔道整復師・はり師・きゅう師、あん摩・マッサージ指圧師などメディカルトレーナーとして有用な国家資格の勉強をすることもできます。
●就職する
高校を卒業してメディカルトレーナーとして採用されればメディカルトレーナーになる事もできますが、あまりそういった採用はありません。
なお、メディカルトレーナーに国家資格はありません。
いくつか民間資格があり、取得しておけば「専門知識を持っている」という証明となるため、メディカルトレーナーとしての資格を持っていると就職する際に心強い味方になってくれます。ここでは「メディカルトレーナー資格」についてご紹介します。
●メディカルトレーナー資格とは
メディカルトレーナーの資格としてご紹介するのが、日本メディカルスポーツトレーナー協会のメディカルトレーナー資格です。
メディカルトレーナー資格を取得することによって、病気と病気を予防する運動の効果についての初歩的な知識を身につけることができます。
資格講座について
①テキスト・DVDで学習を始める
本講座に申し込むと、教材一式が送られてきます。
教材が届いたら通信講座DVDを見て学習を進めていきます。
テキストだけではなく、講師が講義を行っているDVDで学ぶことができるため理解しやすい内容になっています。
②動画を繰り返し見る
DVDの講座は、いつでもどこでも繰り返し見ることができるため、何度も見て知識を無理なく身につけていきましょう。
実技については実際に実技を行ってみて、より理解を深めましょう。
③試験を受ける
必要な知識が一通り身についた後は教材に同封されている「終了試験問題」を行います。終了試験問題を解いた解答用紙は「終了試験解答用紙返信用封筒」に入れて日本メディカルスポーツトレーナー協会まで郵送します。
④認定証の送付
終了試験で合格点に達した方には、合格の証として、資格試験認定証が送られます。
今後のメディカルトレーナーの将来性
最近は健康志向が拡大していることからスポーツに関心がある人が多く、そういった方たちに身体の動かし方を教えることができるメディカルトレーナーは需要が増すと考えられます。
また、高齢化も進んでいきますので、身体が動かしにくくなったお年寄りに対して健康維持・増進のためのアドバイスを行うメディカルトレーナーも活躍すると予想されます。
これらの要因から、これからのメディカルトレーナーは十分な将来性を持っていると言えるでしょう。
メディカルトレーナーの就職先
メディカルトレーナーの主な就職先は次の通りです。
・病院
・治療院
・スポーツクラブ
・スポーツチーム
・スポーツ選手の専属トレーナー
・リハビリテーション施設
・老人介護施設 など
メディカルトレーナーの平均年収・MAX年収
メディカルトレーナーの年収は人によって大きく異なります。
例えばプロ野球やプロサッカーチームの専属トレーナーの平均年収は600~1,000万円とかなり高額ですが、そうした働き方ができるのはほんの一握りです。
スポーツクラブなどの求人だと350万円~400万円程の求人がほとんどです。
年収が低い方だと200万円台という方もいらっしゃいます。
メディカルトレーナーに向いているのはこんな人
自分ではなく指導を行う選手や一般の方がメインであり、自分は縁の下の力持ちだと理解して仕事ができる人がメディカルトレーナーに向いている人だといえます。
指導される側のことを考えて、時には厳しいことを言いながら身体作りやサポートを行い、より良い身体を作ってあげられることをうれしく思える人だとなお良いでしょう。
指導される側の思う身体作りをしてあげるためには、しっかりと本人に意見を聞き、言葉を引き出してあげることができるだけのコミュニケーション能力が大切です。
上手に引き出して要望に応えてあげられたら、信頼関係も築くことができます。
メディカルトレーナーに関連する職業や資格
関連する職業
理学療法士
けがや病気によって身体に障害がある人、これから障害が起こる可能性がある人に対して立つ、座る、歩くといった基本的動作のリハビリテーションを行うのが理学療法士です。理学療法士は国家資格です。
スポーツの領域における理学療法士の役目は、怪我をしてしまったスポーツ選手のリハビリ以外にも、怪我の予防やパフォーマンスの向上の為に適切な身体動作を行えるように動作を改善していく事も、スポーツの領域における理学療法士の大切な役目となっています。
基本的動作のスペシャリストである理学療法士ならではの役目といっても過言ではないでしょう。
柔道整復師
「ほねつぎ」「接骨師」として昔から広く知られる資格です。
現在は高校卒業後、都道府県知事が指定した専門の養成施設で3年間以上修学するか、文部科学省が指定した四年制大学で解剖学や生理学、運動学、病理学、衛生学、公衆衛生学などの基礎系科目と柔道整復理論、柔道整復実技、関係法規、外科学、リハビリテーション学などの臨床系専門科目を履修することで国家試験の受験資格を得ることができます。
国家試験を受けて合格すると厚生労働大臣の免許を受けて柔道整復師となります。
資格取得後は、実務経験と研修の受講により受領委任の取扱いが行える「接骨院」や「整骨院」という施術所を開業できます。
開業していなくても、勤務柔道整復師として病院や接骨院などで働くこともできます。
鍼灸師
鍼灸師は、「はり師」と「きゅう師」双方の国家資格を取得した人がなることができる職業のことを言います。鍼や灸を使って全身にあるツボに刺激を与えることによって治療を行います。
はり師ときゅう師は共通の技術が多いことから、両方の資格を取得して働く人がほとんどだといいます。
メディカルトレーナーを目指せる学校をご紹介
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〒169-0073 東京都新宿区百人町1-4-4
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