ギタリストになるには

  • 2020.04.01
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ギタリストの概要や仕事内容

ギタリストとは?

ギタリストというのはギター演奏者のことです。ギタープレイヤーとも言われます。

ギタリストの役割は演奏する音楽によって大きく異なります。
・ロック、ポップミュージックなど
→主にリードギター(旋律を演奏する)やリズムギター(リズムを刻む)で構成される。

・ブルース、ボサノバなど
→ボーカルを兼任することもある。
歌とギターのみで構成される楽曲が多い。

・レゲエ、フランク、スカなど
→伴奏に徹底することが多い。
また、カッティング(ギターでコード・ストロークを行ったときに音を短く切ること)を延々と繰り返すことも多い。
ラテン音楽やソウルミュージックなども同じだが、ギタリストの存在は必ずしも必要とは限らない。

・ジャズ
→ジャズもギタリストの存在が必ずしも必要とは限らないが、世界にはジャズギタリストとして活躍するギタリストは多く存在する。

・フラメンコ
→歌や踊りのための伴奏を担っている。ピックを使わず指で激しくかき鳴らすという独特の奏法で演奏を行う。

他にもヒップホップやエレクトロニカのジャンルなどで活躍するギタリストもいるがその数は多くはありません。

ギタリストの仕事内容とは?

ギタリストはそれぞれ持っている仕事や活躍する場所によって仕事内容が異なります。

活動をしている場所や種類ごとに仕事内容をみていきましょう。

●デビューする
芸能プロダクションや音楽レーベルに所属してギタリストとして活動します。
活動はバンドやユニット、またはソロなどデビューの形によって異なります。
所属する芸能プロダクションや音楽レーベルからCDを出したり、メディアに出演したり、ライブをしたりといった活動をします。

●スタジオミュージシャン
自分以外のミュージシャンがレコーディングを行う際の手伝いとしてギターの演奏をして収入を得るのがスタジオミュージシャンです。
ミュージシャンのために演奏をしたり、自らが作詞作曲や編集を行ったりする場合もあります。

●講師
音楽の専門学校や音楽大学、音楽教室などで講師として働くギタリストもいます。
講師になるための特別な資格や免許はありませんが、人に教えるだけのギターの技術や、音楽の歴史や理論の知識、最先端シーンの分析力といった音楽に対する理解と人柄が求められます。

ギタリストになる方法(資格取得方法等)

ギタリストになるために必要な資格や試験はありません。
そのため自称ギタリストもギタリストなのです。

しかしテレビに出ているような有名なギタリストは決して自称ではなく、きちんと実力を持っているギタリストです。
ギターが好きで弾き続けた人もいれば、学校に行って学んでデビューした人もいます。
中にはデビューするために、ボーカリストを見つけてグループを組んでプロになったひともいます。もちろんボーカルがうまいだけではデビューすることはできませんので、それ相応の技術を持ったギタリストだからこそデビューにこぎつけたのでしょう。

このように、プロのギタリストになるには様々な方法があります。
デビュー以外に学校の講師になるにしても、開業してレッスンを行うにしても…いずれにしてもきちんとした実力がなければプロとして活動することはできません。

ギタリストとして実力をつけたいのであれば、専門学校や音楽大学にかようなどして専門的な知識をつけてプロを目指してみると良いのではないでしょうか。
ただし、専門学校を選ぶ際には十分に注意しましょう。口コミを頼りにせず、オープンキャンパスや見学に行って実際のレッスンの様子を見てみることが大切です。中には自分が思うような機材がきちんとそろっていない学校や、一度もプロの経験が無い講師などもいるようです。
自分がプロとしてデビューすることができる人脈作りをするために、プロとしてどういった生活を送っているかを知るために、プロの経験がある講師がいなければせっかく専門学校に通うのにもったいない部分が多いのです。
そのため必ず目星をつけている専門学校に足を運び自分で選ばなければなりません。

今後のギタリストの将来性

音楽が無くなることは考えられませんので、この先もギタリストとしての仕事が無くなることはないでしょう。
仮にAI化が進んでAIがギターの音を出せたとしても、ギタリストが持つ技術をどれだけ機械ができるかはわかりませんし、人間が持つ華やかさを機械が出せるとは限りません。
人を引きつけることができる音や華やかさを持ったギタリストであれば将来性はまだまだあると言えるのではないでしょうか。

また、ギターだけでなくボーカリストとして歌が歌える、楽曲制作ができるなど、広い意味でのシンガーソングライターのような役割を果たすことができればその地位はどんどん確立していくのではないでしょうか。

ギタリストの就職先

ギタリストの就職先としては次のようなものが挙げられます。
・芸能プロダクション
・音楽レーベル
・音楽教室(ギター教室など)
・音楽スタジオ
・フリーランス活動 など

ギタリストの平均年収・MAX年収

無名のギタリストから世界的なギタリストまでいるため、平均年収をだすことは困難です。
無名の場合、例えば単発でライブ会場での演奏や結婚式での演奏といった仕事を得た場合の日給は数千円から15,000円が相場だとされています。仮に1万円で300日仕事をしたとしたら300万円が年収ということになりますが、そんなにうまくギタリストとしての仕事が舞い込んでくるとは限りません。
場合によっては名前を売り込むために無償で演奏させてほしいと依頼をかける場合もあります。

もちろん有名になれば収入は大きくアップするでしょう。
企業とタイアップしたりライブ活動を行ったりするようになれば、年収は数千万円にも上るでしょう。

年収ではないので余談ですが、世界一お金持ちのギタリストは誰もが知るポールマッカートニーで、約1,094億6,400万円だそうです。金額だけが公開されていたため詳細は預金額なのか総収入額なのかはわかりませんが、夢が膨らみますね。

ギタリストに向いているのはこんな人

ギタリストに向いている人は、ギターが大好きで長時間触れていられるほど没頭している人です。弾けば弾くほど上達し、自信がついていきます。
また、ギターは楽曲を飾り付ける大切な役割を果たしています。自分が演奏する楽曲をどのように彩っていくのかを考えていくことができるクリエイティブな思考を持っている人、高い感性を持っている人であることが求められます。
ギタリストは作曲や編曲を任されることもありますので、クリエイティブな思考や感性はとても大切な要素です。いろいろな音楽に触れる、音楽以外もいろいろな体験をするなどして、様々な価値観を見つけていくことによって新たなフレーズを生み出すこともできるでしょう。

ギタリストに関連する職業や資格

関連する職業

ギタリストが関わる職業と言えばバンドなどがあるのではないかと考えられますが、バンドは様々な編成がされます。
例えばギターを弾きながら歌う二人組ユニット、ボーカル・ギター・ベース・ドラムで編成されるバンド、ボーカル・ギター・ベース・ドラム・キーボード・バイオリンで編成されるバンドなど、何通りもの編成のされ方があります。
どういったバンドを組みたいかによって、関わるメンバーが異なるでしょう。

この中でよく違いがわからないとされているのはギターとベースだと思いますが、ベースは低音を出す楽器で、低音を出すための太い弦が張られています。また、ギターの弦は6本ですが、ベースは4本となっています。他にも弦の長さが違うなど、ぱっと見の形はギターと似ていますが全く違う楽器と言うことになります。
ベースを扱うのはベーシストですので似て非なるものということですね。

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