バスガイドになるには

  • 2020.04.01
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バスガイドになるには
      
              

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バスガイドの概要や仕事内容

バスガイドとは

バスガイドとは、所属するバス会社のバスツアーに同乗し、ツアーの進行をサポートする仕事です。ツアー参加客が楽しめるよう、また旅程が滞りなく進むよう、観光案内やバスの誘導、必要事項の伝達などを行い、ツアーを進行させていきます。時にはフリートークをしたりバス内のカラオケで歌を歌ったりと、ツアー客の盛り上げ役になることもあるでしょう。
また、バスガイドの仕事でもっとも印象的なものは各地の観光案内ですが、これには幅広い知識はもちろん話術も必要です。バスガイドによる観光案内を聞くためにバスツアーに参加する顧客もおり、その技術はツアーの人気を左右するとも言えるでしょう。つまり、バスガイドはバスツアーやバス会社の顔にもなり得る重要な役割を果たしているのです。

バスガイドの仕事内容とは

バスガイドの仕事と言えば、バス内でのアナウンスによる観光案内や観光地での誘導などが思い浮かびますが、実際には他にもさまざまな仕事をこなしています。そこでここではバスガイドの具体的な仕事内容を挙げてみましょう。

  • 観光案内
  • 引率誘導
  • 車内レクリエーション
  • 連絡事項伝達
  • バス誘導
  • バス車内清掃、管理

このように、バスガイドはバス内または観光地での観光案内をはじめ、レクリエーションの開催、バスの誘導や清掃まで、ツアーに関する幅広い業務を行います。また、体調を管理したりニーズに応えたりといった、顧客一人一人に対する接客・気遣いも、バスガイドの仕事のうちだと言えるでしょう。

バスガイドになる方法

バスガイドになるための学歴や資格は定められていません。よって、観光バス会社の採用に応募することこそが、バスガイドになるための第一歩となります。そこでバスガイドとして採用されれば、実際にバスに乗ってガイドを行えるでしょう。ただし、入社してすぐは先輩バスガイドに付いて経験を積むことになるでしょう。
ただしバス会社では、バスガイド採用にあたっての学歴を高卒以上とすることが多いようです。大学や専門学校では観光系のコースが設置されているところもあるため、こういった学校で観光学を学び卒業していれば、就職活動は有利になるでしょう。
さらに、バスガイドの派遣会社に登録するのもバスガイドになる方法のひとつ。この場合、派遣会社から紹介されたバスツアーでバスガイドをすることになります。

バスガイドに求められる資格や試験

バスガイドには、必須となる資格や試験はありません。資格よりも、観光地に関する歴史や特徴などの知識を深めたり話術を磨いたりといった努力を続けることが大切でしょう。また、これらは添乗経験を重ねることで向上されるものでもあり、自身の知識・技術を磨けるよう、日々の業務に真摯に向き合う姿勢も重要だと考えられます。
ただし、観光業に関連する資格はいくつか存在します。それらについては、最終章でご紹介しましょう。

今後のバスガイドの将来性

近年バスガイドを伴わないバスツアーが増加傾向にあると言われています。これは経費削減のためであり、進む旅費の低価格化に対応するための手段であると考えられます。よって、バスガイドの将来性に不安はないとは言えません。
しかし、他社との差別化を図るために、優れたバスガイドを採用したユニークなツアーを企画している会社が出てきているのも事実であり、そういったツアーは高い人気を呼んでいます。また、修学旅行や団体旅行により、バスガイドにはある程度のニーズが期待できます。さらに、ロボットなどのIT技術では、バスガイドのようにケースバイケースの対応が求められる業務を代替することはできないでしょう。こういった背景を鑑みると、バスガイドという職業がなくなることはなく、優れた知識やサービスを行うバスガイドであれば、長く第一線で活躍し続けられると考えられます。

バスガイドの就職先

バスガイドの主な就職先は、各観光バス会社です。観光バス会社にバスガイドとして就職できれば、そのバス会社の企画するツアーや旅行会社から依頼されたツアーに同乗し、ガイド業を行うことになります。また、近年では差別化を図るため、独自のツアーやサービスを展開しているバス会社も多く、会社選びによってバスガイドとしての働き方が変わることも予想されます。就職活動の際には、まず自身の希望を明確にし、各会社の情報を集めておくことが必要でしょう。
ただし、近年ではバス会社自体に所属バスガイドを持たず、必要な時に、派遣やフリーランスのバスガイドを雇うケースも少なくはありません。バスガイドには、特定のバス会社への就職だけでなく、派遣・フリーランスでの活動という選択肢もあることを覚えておきましょう。

バスガイドの平均年収・MAX年収

正社員で働くバスガイドの平均年収は、280万円〜380万円程度だと言われています。また、初任給は17万円程度であることが多く、給与の水準は決して高いとは言えません。
ただし、待遇は会社や勤務年数などによっても違い、実績を積むと年収500万円を超えるケースもあるようです。
また、フリーランスや派遣、アルバイトでバスガイドをしている場合には日給制になることが多く、経験によっても大きな差が生まれます。

バスガイドに向いているのはこんな人

バスガイドに向いている人の要素としてまず挙げられるのが、観光・旅行が好きで知識を増やす努力ができるということです。皆さんも、バスガイドの方がさまざまな観光地の歴史や特徴などを紹介している様子を目にした事があるでしょう。各地の情報を正しく紹介するためには、入念な勉強や下調べが必要であり、それを行うには自身も観光に興味がなければできないと考えられます。
また、明るく社交的で、コミュニケーション能力に長けていることも大切です。お客様と話したり盛り上げたりすることも、バスガイドの業務のひとつであるからです。
さらに、バスガイドは多くの顧客を相手にするため、視野を広く持って気配りができる人や体力的・精神的にスタミナがある人も、向いていると言えるでしょう。

バスガイドに関連する職業や資格

バスガイドに関連する職業

バスガイドに関連する職業としては、まずバス運転手が挙げられます。バスガイドはバス運転手のサポートをすることも多く、多くの場合ペアになって業務を行います。
また、添乗員(ツアーコンダクター)もバスガイドに関連する職業であると言えるでしょう。バスガイドと添乗員は混同されることも多いですが、バスガイドはバス会社所属、添乗員は旅行会社所属の職業です。添乗員は旅程の管理やサポートを行わなくてはならないため、多くの場合、バスガイドとともにバスに乗車しています。

バスガイドに関連する資格

バスガイドに関連する資格には、以下のようなものがあります。

  • 国内旅程管理主任者
  • 総合旅程管理主任者
  • 旅行地理検定
  • 世界遺産検定
  • 歴史能力検定
  • 観光英語検定
  • TOEIC
  • 中国語検定

旅程管理主任者とは、主に添乗員に必要とされる資格です。国内旅程管理主任者取得者は国内のみ、総合旅程管理主任者取得者は国内に加え海外旅行の添乗も可能となるものであり、法規や安全など、旅行業において必要となる知識や技術が身につく内容となっています。
また旅行地理検定などの地理や歴史に関する知識は、お客様に紹介する話の引き出しを増やすために役立つでしょう。
さらに、近年では外国人の観光も増加しているため、外国語能力にも優れていれば、実務に役立つ他、顧客満足も高まります。

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