銀行員になるには?│仕事内容、資格、おすすめの学校もご紹介!

  • 2020.02.28
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銀行員になるには?│仕事内容、資格、おすすめの学校もご紹介!
      
              

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銀行員の概要や仕事内容

銀行員とは?

銀行員といえば言わずもがな、銀行で働く方のことです。
銀行でお客様の預金の手続きや企業への融資、為替取引業務、債権の売買など、金融に関わる仕事を幅広く行っています。

では、銀行員には「総合職」「一般職」があることはご存じでしょうか?

総合職はいわゆる幹部候補生たちです。
管理職を目指すために仕事内容は多岐にわたるため、部署異動や転勤が頻繁にあります。部署異動や転勤を繰り返すことによって、幅広く知識やスキルを身につけて、キャリアアップしていくのです。
当然責任が重いのですが、給与は一般職よりも多くもらえます。
一般職は特定の部署で長期間仕事を行う人たちのことを指します。
窓口業務を行っている社員のほとんどは一般職の方のようです。
総合職のように頻繁に部署異動や転勤になることはなく、残業や休日出勤もほとんどないそうです(銀行によります)。
しかし、総合職のようにキャリアアップをしないため、昇給額も少なくなっています。
多くの銀行では、総合職に転換する制度を設けているようですので、一般職で就職したけれど総合職を目指したくなった、という場合は条件を満たして総合職に転換することができる可能性があります。

このように、総合職と一般職は責任の重さや給料に差があります。

銀行員の仕事内容とは?

銀行には「三大業務」というのがあります。三大業務というのは

・預金業務
・貸付業務
・為替業務

のことを言います。
よく「1円でも合わなかったら帰ることができない」などと言われる銀行員ですが、お客様の大切なお金を「1円でも無くすような銀行には預けられない!」とならないようにするためで、つまり信用問題に関わるため1円でも過不足があることは御法度だとされていると言うことになります。
話がそれましたが、三大業務のどれも、ミスをすることは許されない業務なのです。

では、一つずつ詳しい仕事内容をみていきましょう。

●預金業務
お客様(個人や企業など)からお金を預かり、管理する業務です。
普通預金や定期預金、当座預金などの銀行口座がこれに当たります。

●貸出業務
住宅ローンや企業の運転資金など、お客様にお金が必要になったときに融資する(貸し出す)業務です。融資したお金に利息をつけることで利益を得ます。
融資したお金が返ってこなければ銀行側が損害を負ってしまうため、融資を行う際にはお客様の融資期間や金額が適切かどうか、信用性があるかどうかといった財政状況を確認してから融資を行います。
融資にはたくさん種類があり、住宅ローンや企業の運転資金の他に、自動車ローン、教育ローン、カードローン、フリーローンなどがあります。

●為替業務
お客様同士のお金のやりとりを仲介する業務です。
わかりやすい例だと電気やガス料金など公共料金の毎月の送金や振込(口座振替)  や小切手・手形の代金の受け取りなどが為替業務にあたります。
国内で行われる為替業務を「国内為替」、外国との間において異なる通貨で行われる為替業務を「外国為替」といいます。通貨を交換するための市場が「外国為替市場」です。

三大業務以外だと次のような業務があります。

・金融商品の取り扱い(投資信託や生命保険など)
・株式、国債、社債の売買

銀行員になる方法(資格取得方法等)

銀行員になるには新卒採用をされることが望ましいです。
高卒でも採用はありますが、採用枠は年々減少する傾向にあり、採用枠があっても地方銀行や信用金庫がほとんどです。
中途採用もありますが、金融関係の仕事をしていたことが条件になることがほとんどです。
これらのことから、銀行員になるのは新卒採用が望ましいとされているのです。

就職の難易度は、三菱東京UFJ銀行、みずほ銀行、三井住友銀行、りそな銀行の「都市銀行(≒メガバンク)」が最も高く、続いてその他の都市銀行、地方銀行と難易度が低くなっていきます。

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銀行員におすすめの資格

銀行で仕事をする上で活かせる資格も取っているとさらに有利に働く可能性があります。
一例を挙げていくと、次のような資格があります。

・簿記
・ファイナンシャルプランナー(FP)
・証券アナリスト
・証券外務員
・銀行業務検定試験
・中小企業診断士
・宅地建物取引士
・ファンドレイザー技能

これらの資格は銀行業務を行う中で重要な知識を身につけることができる資格で、特に総合職として採用されたい方は評価対象となる可能性がある資格です。中には銀行が取得に向けてサポートするような資格もあります。
他には英語力を証明することができるTOEICや税金のスペシャリストである税理士、文書作成のプロである行政書士なども推奨される資格の一つとなっています

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今後の銀行員の将来性

銀行員の業務は機械やAIの導入によって代替された上に、ネットバンクが勢いを増して店舗に来る人の数が減っていることなどからかなり減少していると言います。
実際にAIを導入し、人件費をカットする動きもあるようです。

これからますますAIが進歩していけば、まず窓口業務の必要性がなくなるため窓口担当がいなくなります。
その後は貸出業務もAIが審査し融資の決定をできるようになるため融資担当も減少すると考えられます。
完全に人間がいなくなるとは考えられませんが、この先機械化がどんどん進んでいくことは避けられないようですので、給与カットやリストラの危険性があります。

そのため将来性は低いと考えられます。
ただし、順調に出世すればかなり給料は良いそうですので、総合職の銀行員としてバリバリ働いて上を目指したいという方は諦めずに就職しても良いのではないでしょうか。

銀行員の就職先

銀行員の就職先は銀行です。
具体的には

・日本銀行(日本の中央銀行)
・都市銀行
・地方銀行
・信用金庫
・ゆうちょ銀行

など、様々な種類があります。

他にも外資系の銀行や投資銀行、ネットバンクやケータイ銀行もあります。

銀行員の平均年収・MAX年収

都市銀行の銀行員の場合、平均年収は一番安い銀行が683万円、一番高い銀行で830万円となっています(勤続年数約14年)。
従業員全員の収入の平均ですので、上役の方はかなり高額の給料をもらっていると推測されます。

外資系銀行では最大年収2,000万円の求人を出しているところもあります。
採用条件に「日系大手銀行で投資銀行業務経験」などとあるので転職者向けの求人ではありました。業務内容も「M&Aアドバイザリー業務」となっていましたので、経営譲渡に関わっていた銀行員でないと転職後に苦労する可能性があります。
しかし、大手銀行に勤めていた場合は後ほど転職に有利になる可能性もあるということがわかりましたね。

銀行員に向いているのはこんな人

まず数字に強いことです。お客様に具体的な数字を提示しながらアドバイスをしていくためには、数字がわからなければ質の良いアドバイスができないからです。
取引先の財務諸表などを読むためにも、簿記の知識を持っているとなお良いでしょう。資格ランク的には日商簿記2級以上は持っておきたいところです

銀行員の主な業務の中には営業もあります。AIに業務を変わられたとしても、営業の業務は簡単にAI化することはできないと思われますので、社交性がありコミュニケーション能力が高い人は重宝されるでしょう。

また、金融業界は変化が多いため、常に情報を集めるなど学び続けることができる人は銀行員に向いていると言えます。

銀行員に関連する職業や資格

関連する職業

銀行員に関連する職業として

・証券会社職員
・保険会社職員
・不動産会社職員

などが挙げられます。

お客様が求めることの中には銀行だけでは対応しきれないこともあります。
例えば株や不動産は銀行員が販売することはできませんので、関連会社などにお客様を(同意を得た上で)紹介するなどしてお客様のニーズに合わせた対応をとることになります。

銀行のグループ企業である上記職員たちとは密に連絡を取り合い、お客様が求めるもののうち何が一番最適化を共に考えたり、勉強会を開催したりということもあります。

他にもコンサルティング会社やクレジットカード会社、リース会社など、お客様のニーズに合うように様々な会社と共同して提案を行っていくことになります。

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