【高校生必見】声優になりたいけど親に反対される……説得するには?
声優になりたい!
そうご両親に伝えて、反対される方は少なくないと思います。
またはどうせ反対されると思って、言い出せない方もいらっしゃると思います。
親の説得って大変ですよね。筆者も度々両親とぶつかったことがあります。
そんな経験も踏まえて大人になった今、
このページでは本気で声優になりたい方へ、僭越ながらご両親への説得方法についてのアドバイスをさせて頂きます。
ちなみに声優業界についても解説しているので、
親にすんなりOK貰えたよ!という方にも是非見て欲しいです。
どうして親は反対する?
自分の人生なのに、何故親は口出ししてくるのでしょうか。
俺(私)の人生なんだから好きにしたっていいじゃん、と言って納得する親はかなり珍しいでしょう。
理由はいくつか思い浮かびます。
・子どもの将来が心配だから
・お金が(もったい)ないから
・家業を継いでもらいたいから
・世間体を気にして
この中で一番多いのはやはり子どもの将来を心配して、反対している親御さんです。
他の理由にも共通することですが、そもそも声優という職業が今ほどメジャーで人気になったのはここ20年くらいの話です。
主な活躍場所であるアニメの始まりこそ50年~の歴史がありますが、若いご両親だとしても声優を目指すための学校は今ほど一般的ではありませんでした。
つまり、声優はご両親にとって、よく分からないものなのです。
もちろん中には詳しい方もいらっしゃるかと思いますが、反対する理由の一番多いものの本質は、
声優についてよく分からないからです。
人間は良く分からないものを拒絶する生き物なので、それは当然です。
もし進学する場合にはそれに多額の費用がかかるのですから、尚更首を縦に振るのは難しいでしょう。
声優がどんな仕事なのか、しっかり稼ぐことが出来るのか、将来的に安定しているのか、そもそもどれくらい狭き門なのか、
俳優や女優と照らし合わせれば、簡単になれるものではないし、入れ替わりの激しい職業だということも容易に想像が付きます。
そんな業界に子どもが行きたいと言っても、本当に声優というものを理解して言っているのか、
一時の軽い憧れではなく本気で言っているのか、華やかな面しか見えていないのではないか、そんな疑念が出てきても当然でしょう。
細分化すればどんな理由があるにせよ、親が子に幸せになってもらいたい、後悔して欲しくないという気持ちは必ずあります。
であれば声優になりたいと言われても、大学へ行って一般企業へ進学するという安定的で分かりやすい構図に当てはめたい気持ちも、理解できるものです。
逆に考えれば、つまり重要なのは声優についてしっかりと理解してもらうこと、
そして自分がどれだけ本気で声優を目指しているのかしっかりと理解してもらうことだと言えます。
まずは自分が声優についてしっかり理解することでそれを親に伝え、
どちらも併せて伝える努力をしてみましょう。
自分の本気度を伝える
あなたはどれだけ本気で声優になりたいですか?
と言いつつ別に根性論を説きたいわけでは無く、自分の時間や労力をどれほど声優業に捧げられるか考えてみて欲しいのです。
声優は声を武器にした専門職なので、喉を傷める行為は言語道断、ケアも欠かせません。体型維持も大事でしょう。
場合に寄りますが暴飲暴食や不用意な睡眠も悪影響を及ぼします。
普段の生活全てを声優活動を念頭に置いたものに出来るかどうか、考えてみてください。
それが出来る気持ちがあるなら、まずは声優について徹底的に調べるところから始めます。
上に挙げた例は実際に必要になるのか、もっと他にも大変なことはないのか、
自分のご両親が声優について友達の親御さんに説明できるようになるくらい、自分が声優について教えてあげるくらいの気持ちで調べます。
「声優で食べていけるほど有名になるのは志望者の中でも0.1%(1,000人に1人!)」
そんな数字を見ても驚かないくらい調べましょう。
声優になるためには学校へ行かなきゃいけない?専門学校と声優養成所の違いは?お金はどれくらいかかって費用はどれくらい?
オーディションはどこでどういう風にやっているの?もし目指して声優になれなかったらどうやって生きていくの?
調べれば調べるほど嫌になる人もいれば燃える人もいるでしょう。
しかし現実は全て受け止め理解して、親に伝える準備をします。
「まず声優にどれだけ本気でなりたいか伝えたいから声優について説明させて。」
そう伝えて断るご両親は少ないはずです。
断られてしまったら「どうしても難しい場合」の作戦ですね……。
声優について調べた結果を伝えて、それでも自分は声優が夢だから挑戦したいと伝えましょう。
熱意が伝われば親も意地悪したいわけではないので、理解を示してくれるかもしれません。
説得のポイント
どれだけ熱意を伝えても、やっぱりそれだけでは難しいこともあります。
なのでそれ以外でご両親を説得する工夫についてご紹介します。
自分にとっては親でも、ご両親も当然人間ですし、自分が小さい頃は子どもの立場でした。
親のいう事は絶対じゃないですし、工夫次第ではコロっと考えが変わることもあるかもしれません。
言い争いは絶対アウト。冷静に話し合おう。
親がダメの一点張りだった場合など、説得する側もイライラして語気が荒くなり、
そのうちただの口喧嘩や言い合いになってしまうケース。
あるあるですが、これが一番避けなければいけません。
ヒートアップしてしまうともうそこに話の内容などありません。説得以前の問題です。
どれだけ嫌なことを言われてもぐっとこらえて飲み込んで、冷静に受け答えしましょう。
子どもが冷静なら、仮に熱くなっても落ち着く余地が出てきます。
どうしても無理なら日を改めるのもポイントです。
タイミングが大事
親も人の子なので、疲れている時やイライラしているときには説得に応じづらいです。
リラックスしている時や、雑談に興じた後など、話を出すタイミングは重要です。
場合によっては大事な話があるから、と事前に伝えておくのもいいかもしれません。
条件をのむ、提示する
例えば22歳までに芽が出なかったら諦める、とか
例えば進学にかかるお金は全て自分が払う、とか
そうしたリスクヘッジ(リスクを想定して対処しておくこと)を提案することでご両親の安心に繋がる場合もあります。
自由にやらせてあげたいけど将来はやっぱり心配、という場合や、金銭面で不安な場合には有効です。
また日頃から家事や掃除の手伝いをする、声楽の訓練をしっかり行う、といった行動面で気持ちを見せることも重要です。
それでもどうしてもダメな時は
誠意を見せても一切説得に応じてくれない場合も、ご両親の正確によってはあるでしょう。
初めから一切聞く耳を持たない方はやはり少なからずいらっしゃいます。
そうした時にまず考えるのは、今でなくてはいけないのか、です。
昨今の声優はアイドル化してきているため、20~30代がピークとなるケースが多いです。
しかし本来声優というのは声の仕事なので、年齢制限はありません。
まずは大学や専門学校に進学し、社会人経験を経た後で改めてお金を稼ぎ、自分で声優養成所へチャレンジするのでも全く遅くはありません。
どうしても厳しいご両親なのであれば一人で暮らしていけるところを見せてから、自分の夢を目指すのです。
あるいは大学や専門学校に通いながらレッスンを受けられるところもあります。
高校卒業後という大切な時期に、声優に進路を切り替える必要があるのか、という話です。
保険を残しておくことにマイナスはありません。
もし声優になれなかったらどうするのか、と考えておくことは、逃げ道を作っておくことと同義ではありません。
自分の人生なんだから勝手にさせてくれ、というのであれば、自分の人生に責任を持って誰にも頼らず生きていくのは自分自身です。
勝手にした上に無理だったからとまたご両親を頼るのは道理ではないですよね。
本当に声優?何故?どうしても声優?
さて、根本的な話です。
何故あなたは声優になりたいですか?
有名な声優に会いたい、一緒に仕事がしたいから。人気になってちやほやされたいから。
有名な作品に出て名前を残したいから。自分の演技に自身があるから。
理由はなんでもいいです。どんな理由でも憧れでも貴賤はありません。
しかし再三申し上げますが、どれだけ本気になれるのかが大事です。
1,000人に1人と聞いて自信を無くしましたか?
なんとかなるだろうし、ダメでもまぁなんとかなると思ってますか?
いざとなったら親を頼ろうと考えてますか?
厳しいことをいうようですが、口先だけの本気では、仮に説得できてもその後続きません。
まとめ
長々と語っていますが、大事なことをまとめてみます。
①親の反対する理由を理解する。
②親の不安を取り除く
③声優について徹底的に調べる
④自分の本気度を伝える
⑤説得方法も工夫する
⑥回り道も考えてみる
自立するまでなかなか理解しにくいですが、親は敵ではなく最大の味方です。
出来ることなら親子一丸となって夢を目指せるように、努力は怠らないことが大事です。
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