実習授業ではもちろん技術やスピードも大切ですが、その犬を理解すること、命への責任感を持つことが大切です。生徒には、授業で悩むことがあっても、諦めずに乗り越えて、強く成長してほしいと願っています。

そのためには、知識の習得も大切ですが、実際に観察したり、触れたりすることが重要です。地球上には愛玩動物以外にも多様な生き物が棲息しています。そこで、眼の前の動物を知ると同時に、広い世界観をもつことも大切です。動物は命あるもので、物ではありません。動物の可愛さや美しさといった魅力に惹かれるだけではなく、どのような容姿の動物に対しても、多様性を尊重し、存在価値を認め、分け隔てなく、愛情をもって向き合える人を育てることを心がけています。

動物看護師は生と死に向かいあった現場で仕事をしています。治療の甲斐あって元気になる動物もいれば、亡くなる動物もいます。家族同様に可愛がっている動物を亡くした飼い主様の心のケアも大切な仕事です。私たちは技術や知識を習得するだけではなく、飼い主様に寄り添い、支えることができる動物看護師を目指しています。動物看護師を目指す皆さん、一緒に頑張りましょう。

動物病院における動物看護師の重要性がますます高まり、より高度な知識および技術が求められています。私は、人から言われたことをただ単に行うだけではなく、自分自身が常に考え、責任を持って行動できるような人材を育てていきたいと思っています。臨床現場で即戦力となるような知識・技術だけでなく、動物看護師としてのやりがい、大変さ、命の尊さなどを理解して貰えるよう現場での経験談を交えて授業を進めていきたいと考えています。
さぁ、皆さんの夢を形にして実現できるよう第一歩を踏み出しましょう。私と一緒に学んでいきましょう。

プロとは「動物が好き＝動物を尊敬する」「動物に好かれる＝動物に尊敬される」ことであり、これこそが動物と人との信頼関係を築かせるのです。プロとアマチュアとの違いをしっかりと理解するべきです。理解の為にはプロの認識と自覚が必要です。私が考えるプロとは専門知識・技術を身につけ、物事に対して厳しい姿勢で臨み、かつ周りがそれを認める行為を実行する人間であることです。私は以上のことを学生に、また自分自身にも課題として与えることを心掛けています。

元々はトリマー希望でしたが、動物医療への興味が深まり、動物看護師を目指しました。京都動物専門学校を選んだきっかけは、高校生の頃に参加した体験入学会。体験内容が楽しく、先輩方の生き生きとした姿に惹かれ、入学を決めました。動物看護師として働く今、病気や怪我をした動物達が元気になった姿を見ると、やり甲斐を感じます。また、その姿を見守る飼い主様の笑顔が見られた時は、この仕事を選んで本当によかったと思います。これからも知識を深め、動物はもちろん、飼い主様や獣医師からも信頼される動物看護師を目指していきたいです。

愛犬をトリミングに出した際、トリマーという職業を知り、自分の手で綺麗にしたいと強く思い、トリマーを目指しました。京都動物専門学校を選んだ理由は、駅から近く通学が便利な事と、接客技術が学べるスタッフルームシステムがあることでした。トリミング技術はもちろん、ワンちゃんの扱い方やビジネスマナー講座で学んだ敬語の使い方などはとても役に立っています。トリマーとしてのやり甲斐は、飼い主様から「可愛くしてくれてありがとう！」と言って頂ける瞬間です。将来、お店を持つことを目標に日々頑張っています。

トリマーを目指したきっかけは、実家がドッグサロンを経営していることもあり、幼少のころから動物が大好きで、自然に動物と関わる仕事に就きたいと考える様になりました。京都動物専門学校は設備が整っていて、取得できる資格やカリキュラムが充実しているので再進学先に決めました。在学中は様々な事を学びましたが、しっかり教わったトリミング技術は今でも役に立っています。先生方は非常に熱心で、理解するまで丁寧に指導していただきました。現在は、大好きなワンちゃんに囲まれて、充実した日々を過ごしています。