レクリエーション・インストラクターになるには
- 2020.09.15


レクリエーション・インストラクターの概要や仕事内容
レクリエーション・インストラクターとは?
レクリエーション・インストラクターとは、参加者に対してゲームや歌、スポーツといった活動を通じてコミュニケーションの場や楽しい空間を作り、リードするなどの役割を果たす人のことを言います。
レクリエーション・インストラクターの仕事内容とは?
レクリエーション・インストラクターの仕事は大きく2つに分けられます。
①レクリエーションの企画
活動目的に合わせて参加者の交流を促し、楽しい空間を作るための企画を考えます。そのためにはまずレクリエーションの場が何を求めているのかをしっかりと把握することが大切です。
例えば活動する場が福祉施設でレクリエーションの目的が“入所者の交流と運動能力の向上”だとすると、集団ゲームをしながら低下した身体機能を回復する運動を取り入れるといった工夫をすることになります。そうすることで運動能力の向上と入居者の交流による精神面のサポートを実現するのです。
場が保育園に変わると、お手玉やけん玉などの伝承遊びを通じて昔の遊びを知るだけでなく協調性を高めたりコミュニケーションを促進したりというように、レクリエーションを行う場や参加者の年齢、体力、身体状況などによって目的も異なるため、それぞれ企画内容が変わります。
そのため企画段階はとても大切な作業となります。
企画を作成したら、福祉施設などのスタッフと協議・調整を行い実施案を作成します。そして実施案に基づいてレクリエーションを行います。
次に生かすため実施後の振り返りも大切です。
②楽しくリード・指導を行う
実施するレクリエーションの内容は「目的を実行するための楽しい活動」となっていますので、例えば①で挙げた福祉施設でのレクリエーションの目的“入所者の交流と運動能力の向上”の実施案の内容が素晴らしくできていたとしても、参加者が楽しくレクリエーションに参加できなければ成功にはなりません。
参加者が楽しく活動できるようにその場をリードし、身体の動かし方などを正しく指導していくことはレクリエーション・インストラクターの重要な仕事です。
レクリエーション・インストラクターになる方法(資格取得方法等)
レクリエーション・インストラクターという資格は日本レクリエーション協会が公認した資格となりますので、レクリエーション・インストラクターの肩書きを持って活躍したい場合は資格を取得しなければなりません。
もっとも、レクリエーション・インストラクターの資格がなくてもレクリエーションを行う場で働く人はそのような仕事をしているので、必ずしも資格を取らなければならないということはありません。
ではなぜレクリエーション・インストラクターの資格が必要なのかと言うことになります。
それはただレクリエーションを行うというだけでなく、成功体験を味わい楽しめる目標設定のしかたや参加者同士が良いコミュニケーションを取るための技術、良好な集団作りの推進などを学び、より意味のある、一歩踏み込んだレクリエーションをすることができるようになるための資格であるからだと言えます。
実際取得している方はリハビリテーション科の先生や保育園の先生、養護施設の職員さんなどレクリエーションをすることが仕事の一部である人だったりするようです。
では、レクリエーション・インストラクターの資格について詳しくみていきましょう。
資格難易度や試験について
試験について
資格取得までの流れは次のようになっています。
①養成講習会の受講申込み ※全国で開催
⇩
②養成講習会の受講 ※理論と実技を合わせた51時間の学習と9時間の現場実習
⇩ ※保有資格により受講免除される科目(最大7.5時間分)あり
⇩ ※協会が認定した大学・短大、専門学校に通う学生は、所定の
⇩ 科目を履修することで資格取得要件を満たすこととなる。
⇩
③資格認定審査 ※管轄する都道府県により審査内容が異なる
⇩
④資格の認定・登録申請
⇩
⑤資格の認定・登録
参考に、東京都の試験情報についてみてみましょう。
●試験の概要
※下記は2020年の試験の日程です。
開催日:
第1回 2020年10月17日(土)
第2回 2020年10月18日(日)
第3回 2020年11月7日(土)
第4回 2020年11月8日(日)
第5回 2020年12月12日(土)
第6回 2020年12月13日(日)
第7回 2021年1月16日(土)
第8回 2021年1月17日(日)
第9回 2021年2月13日(土)
会場: 国立オリンピック記念青少年総合センター
対象・募集人数:
(1)レクリエーション活動に興味・関心のある18歳以上の方
(2)生涯学習の一環としてレクリエーションを学びたい方
(3)子ども会、社会福祉施設、医療関係、教育関係、職場等で役立てたい方
(4)福祉レクリエーション・ワーカー、レクリエーション・コーディネーター等の専門資格を目指している方
30名程度。定員に達し次第締切(締切日10月7日(水))
参加費:
(1)全体受講(51時間)理論(集合学習・通信学習)35,000円(税込)
【テキスト、資料、保険料等】
(2)時間受講(集合学習)1コマ(1.5時間)…1,500円(税込)
(3)日本レクリエーション協会実施通信講座受講済者…27,000円
(4)11/7(土)9:30~12:30開催
レクリエーション・サポーター研修のみ受講…3,000円(税込)+テキスト代
※(1)の全体受講者以外の受講者でテキストをお持ちでない方は、別途テキスト代が必要となります。
レクリエーション・インストラクター講習会のテキスト…1,980円(税込)
レクリエーション・サポーター研修のテキスト…880円(税込)
申込方法:FAXまたはE-mailで申込の上、郵便局に備付の郵便払込用紙に必要事項(講座名・参加者氏名・連絡先)を記入の上、申込から7日以内に振込。
今後のレクリエーション・インストラクターの将来性
現代社会においては暮らしに豊かさやゆとりが求められているため、レクリエーションやスポーツを楽しみたい人が増えています。高齢化社会が進んでいるので、福祉施設などでのレクリエーションも重要です。
そのため健康増進やコミュニケーション推進のサポートができるレクリエーション・コーディネーターの需要もこの先どんどん増えていくでしょう。
レクリエーション・インストラクターの就職先
レクリエーション・インストラクターが専業で活躍することは難しいでしょう。
何せレクリエーション専門の会社自体が少ないため求人数も比例して少なく、年収も高くないからです。
そのため、多くのレクリエーション・インストラクターは保育園や小学校などの教育系、福祉施設や介護施設などの福祉系に就職して、現場業務の一環としてレクリエーション・インストラクターの業務を行うというのが一般的なようです。
実際に少子高齢化や教育改革によって介護や医療、教育の現場でのレクリエーションの重要性は高まっています。求人情報にレクリエーション・インストラクターの資格が推奨されるケースもあるようですので、取得しておけば就職活動に有利に働くでしょう。
なお、レクリエーション・インストラクター単独で働く場合の主な就職先には次のような場所があります。
・企画運営会社
・レクリエーション機器製造会社 など
しかし求人情報をみてみると、やはりこのような会社からの求人は見当たらず、ほとんどが介護や看護などの医療福祉系でした。
レクリエーション・インストラクターの平均年収・MAX年収
多くはレクリエーション・インストラクター以外の職業に就いていますので、レクリエーション・インストラクター単体での平均年収を出すことはできませんでした。
わかる範囲で調査したところ、レクリエーション・インストラクター単体で収入があったとしても年収100万円程度にしかならない場合が多いようです。
レクリエーション・インストラクターに向いているのはこんな人
レクリエーション・インストラクターは就職する先でレクリエーションの担当をする人や、自治会や子供会などの地域活動を行う方におすすめです。
人に教えることや人との交流が好き、運動をすることが好き、地域貢献をすることが好きという人に向いている職業です。
レクリエーション・インストラクターに関連する職業や資格
●関連する資格
レクリエーション・インストラクターとしてさらにスキルアップするためにおすすめの資格として次のような資格が挙げられます。
・スポーツ指導者
・オリエンテーリング・インストラクター
・トレーニング指導者
・福祉レクリエーションワーカー など
いろんな活動をするために是非取得してみてはいかがでしょうか。
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