プロデューサーになるには

  • 2021.02.16
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プロデューサーの概要や仕事内容

プロデューサーとは?

プロデューサーとは主にテレビ番組やWebサイト、広告などの制作全体の総責任者のことを言います。よく耳にするのはテレビ番組のプロデューサーやアイドルグループのプロデュースを手がける秋元康さんなどがいらっしゃいますね。

プロデューサーをイメージすることはできても、具体的な業務内容って何をしているの?と聞かれると答えにくい部分がありますね。
簡単に言うとプロデューサーは主に制作スタッフの手配や予算の調達・管理などの総責任者です。ほかにも企画の原案作成や加筆・修正などを行うこともあります。総合的に統括する責任ある立場になるため、優れた能力と豊富な経験が必要とされます。

プロデューサーの仕事内容とは?

では具体的にプロデューサーがどういった仕事をしているのかを確認していきましょう。
プロデューサーと一口に言っても様々な業界がありますので、テレビ番組のプロデューサーを参考にみていきます。

①企画の立ち上げ
まずは番組制作の企画を立ち上げます。
市場調査の結果や世間の動向などを参考に、どういった番組を作るべきなのかを考えていきます。
企画自体はプロデューサー意外にもディレクターや構成作家などが行うこともありますが、企画をどうするかの判断を下すのはプロデューサーの仕事です。
番組内容はもちろん、制作スケジュールや予算、出演者などをイメージしながら企画を進めていきます。

②プレゼンテーション
できあがった企画を承認してもらうために決裁権を持つ会社の役員や担当者に対してプレゼンテーションを行います。
企画が承認されたらスポンサーを集めたり出演者などに依頼をかけたりすることができるようになります。

③スポンサー集め
番組を制作するための必要な資金を集めるためにスポンサーや広告代理店を回っていきます。

④オーディション開催
ドラマなどの場合は役者を決めるためにオーディションを開催します。
オーディションを行う際には監督などと一緒にキャストの決定を行います。
バラエティ番組であれば、出演者が果たす役割や放送回のコンセプトに応じて出演者に依頼をかけるそうです。

⑤後方支援
実際の撮影現場は監督やディレクターに任せていますが、不測の事態が起こった場合の対応をしたり、編集作業などに立ち会ったりすることはプロデューサーの仕事となります。

⑥宣伝
作品がヒットするように広告戦略を練ります。
タイトル決めやプロモーションのスケジューリング、広告代理店との打ち合わせなどを行います。

なお、Web制作会社や広告代理店でプロデューサーとして働く人のことはWebプロデューサーなどと呼ばれます。Webプロデューサーの定義は曖昧で、Webディレクターとも呼ばれる人がプロデューサーのような仕事をする場合もあるようですが、仕事内容としては総責任者として依頼を受けてプロジェクトの進行やフォローをするようですのでテレビ番組のプロデューサーと責任の範囲は変わらないと言えるでしょう。
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プロデューサーになる方法(資格取得方法等)

プロデューサーになるための特別な資格はありません。
テレビ局やWebサイト制作会社などに就職して、経験を積んでからプロデューサーになるというのが一般的です。
テレビ局のプロデューサーの場合は就職後アシスタントディレクターやディレクターとして働き、制作の流れやスタッフの活用など流れを知ったり経験を積んだりして、ゆくゆくはプロデューサーを目指すという流れになるようです。順調にいけば30代後半ぐらいからがプロデューサーになる目安です。

ただし、まずアシスタントディレクターになるには四年制大学を卒業していることが採用条件となるケースもあるため、就職したい企業がある場合はまず条件をチェックしておくことが重要となるでしょう。

Webプロデューサーの場合はWebサイト制作能力などを問う「Webクリエイター能力認定試験」やネットビジネススキルを問う「Web検定 Webプロデューサー」などの資格があります。
これらの資格を取得していれば就職や転職に有利に働く可能性がありますので取得するメリットがあるといえます。しかしいずれは経験や試験以上の能力を問われることになると考えられますので、必ずしも資格重視とは言えないでしょう。
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今後のプロデューサーの将来性

テレビの場合はYouTubeなどの動画投稿サイトの普及によって視聴率が低下するなど、現状は厳しいと言えます。
一方で、平均視聴率が20%を超える人気ドラマなどもありますし、視聴率の低下の原因となっているYouTubeなどを上手く取り込むような番組を制作するなど可能性は無限大とも言えます。
この先もテレビが無くなることはないでしょうからテレビ番組のプロデューサーとしての仕事がなくなることも考えられません。
自らの手で人気番組を作るなど将来性を切り開いていくことができれば、将来性は十分にあると言えるでしょう。

Webプロデューサーの場合、この先は特に有能な人が求められるようになっていきます。
理由としてはWeb業界では日々新しい技術やAI技術などがめまぐるしく進化していることなどが挙げられます。
また、今ではTwitterやFacebook、Instagramなど多くのSNSが普及するなどインターネットはインフラとしての機能も果たしています。
これらに対応するために、能力の高いWebプロデューサーの存在は必要不可欠となっているのです。この先も高い需要があることは間違いなく、Webが無くなることも考えられませんので仕事があることは間違いありませんので将来性はかなり高いと言えます。
ただし、日々進化し続ける技術に対応することができなければならないので、常に学び続けることが必要となるでしょう。
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プロデューサーの就職先

プロデューサーの主な就職先には次のような場所があります。
ただしプロデューサーと名が付く職業には種類が多くありますので、自分が何のプロデューサーになりたいかによって就職先は異なります。参考までにご覧ください。
・テレビ局
・映像制作会社
・映画配給会社
・レコード会社
・芸能プロダクション
・音楽出版社
・Web制作会社
・広告代理店 など
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プロデューサーの平均年収・MAX年収

就職先によって異なりますが、いずれにしても責任者という立場からそれほど年収は低くないようです。どの業界のプロデューサーでもおおよそ300~500万円が平均年収となっており、日本人の平均年収と比較してもそれほど少なくありません。
一方でテレビ局のプロデューサーとなるとかなり高年収となり、平均年収は約1,000~2,000万円となるようです。当然それに伴って大きな責任を負うことにもなります。
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プロデューサーに向いているのはこんな人

プロデューサーになる立場の人は種類を問わず他分野からの情報を多く得ることや多くの知識を得ることなどが求められます。そのためまずは好奇心や向上心をもって社会や文化、芸術などについて学び、知識を得ることが好きな人であることが求められるでしょう。

また、プロデューサーが提供するサービスが顧客に求められるものでなければなりません。例えばテレビの場合はひと時代前に「面白い」とされていたものでも、今では苦情の対象となるようなものもあるでしょうし、もう古いとされてしまう内容もあります。その時代に合った番組などを提供することができるように、時代を捉えて需要があるものを提供することができるような感覚が必要です。

そして、プロデューサーは責任者として多くのスタッフや出演者、スポンサーなどと関わっていくことになりますので、コミュニケーション能力や人をまとめていくリーダーシップなど人と関わることについての高い能力が求められます。
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プロデューサーに関連する職業や資格

●関連する職業

プロデューサーとして働く上で番組やWebを作成するに当たって多くの人と関わっていくことになります。例えば次のような職業があります。
・アナウンサー
・キャスター
・出演者、キャスト
・レポーター
・編集者
・放送記者
・ライター(雑誌ライター、シナリオライター、コピーライターなど)
・新聞記者
・音響エンジニア
・ディレクター
・デザイナー
・通訳
・翻訳家
・スタッフ など

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