ナレーターになるには?│仕事内容や資格、おすすめの学校もご紹介!
- 2019.12.25
ナレーターの概要や仕事内容
ナレーターとは
ナレーターとは、ナレーションを行う人のことを指します。そしてこのナレーションとは、テレビ番組や映画、または演劇などの中で、話の筋や人物の心理を述べるなど、声による説明・補足でストーリーの流れを補助する役割のことです。実際、私たちが日常的に視聴しているテレビ番組にも、ナレーションが取り入れられているものは多くあります。
ナレーターの仕事は声だけの出演にはなりますが、ナレーションが入ることで、番組や演劇の内容は観る人にとってよりわかりやすく、また話の流れ自体もスムーズになります。また、その番組や演劇の雰囲気を作るのにも、ナレーションは役立ちます。そのため、特にエンターテイメントの世界では、ナレーターは重要な役割を果たしていると言えるでしょう。
ナレーターの仕事内容とは
先述の通り、ナレーターの仕事は、テレビ番組や映画、演劇などにおいて、声を使った説明・補足によりストーリーの流れを補助することです。
ここでは、その具体的な仕事内容をご紹介しましょう。
- ドラマのナレーション
- ドキュメンタリー番組のナレーション
- ニュース番組のナレーション
- バラエティ番組のナレーション
- CMのナレーション
- 映画のナレーション
- 演劇のナレーション
- ストーリーCD・DVDのナレーション
- その他動画のナレーション
ナレーターの仕事内容としては、主にこのようなものが挙げられますが、さらにこれらも録音のものと生音(生放送や演劇など)のものに分けられます。また、ナレーションを行う対象によって求められる声の雰囲気も変わるため、ナレーターには高い技術が必要となります。
ナレーターになる方法
ナレーターになる方法としては、主に以下の3つの方法が挙げられます。順にご説明しましょう。
① ナレーターの専門学校に入る
ナレーターには、専門学校や養成所が存在します。こういった学校で学んでからナレーターとして就職する人も少なくはありません。
専門学校では、ナレーターに必要となる知識や技術を習得できるほか、就職やオーディションの情報や人脈も手に入れられるため、これらは卒業後の活動においても役立つものとなるでしょう。
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② オーディションを受ける
ナレーターになるには、ナレーターのオーディションを受けるという方法があります。オーディションに合格すれば、晴れてナレーターの仕事を行えます。
ただし、公開されているナレーターのオーディション情報はさほど多くはなく、一般の人が情報を手に入れるのは容易ではないでしょう。事務所やプロダクションに所属していれば、オーディションの情報が手に入りやすく、有利だと言えます。
③ 事務所・プロダクションに所属する
ナレーターになるには、ナレーターや声優を抱える事務所・プロダクションに所属するのが、第一の方法として挙げられます。事務所に所属していれば、ナレーターの案件を紹介してもらえたりオーディション情報が手に入ったりと、仕事をよりスムーズに進められる可能性が生まれます。
しかし、ナレーターが所属できる事務所は規模の大小に幅があり、また仕事の得意分野も違っているので、自身の希望を踏まえ慎重に選択を行わなくてはなりません。
さらに、事務所に所属するためにも、厳しい所属審査を通過しなければなりません。そのためには、ナレーターとして活躍できるだけの実技が必須となるでしょう。
また、演劇のナレーターを目指す場合は、劇団に所属するための審査が必要となる場合もあります。
④ 関連会社に就職する
ナレーターに関連する会社に就職するのも、ナレーターになる方法のひとつです。例としては、イベント会社や映像系の制作会社などが挙げられます。ただし、これらの会社に入社したからといって必ずナレーターの仕事をさせてもらえるわけではありません。まずは、ナレーターになりたいという希望を会社側に伝えておくと良いでしょう。
また、ナレーターはアナウンサーが務める場合もあるため、テレビやラジオの放送局にアナウンサーとして就職するという方法もあります。しかし、アナウンサーは競争率の高い職業。就職には厳しい審査に合格しなければならず、狭き門と言えるでしょう。
ナレーターに求められる資格や試験
ナレーターには、必ず取得しておかなければならない資格や試験はありません。
しかし、ナレーターとして活躍するためには、ナレーターの専門学校や養成所などで学んだり、アナウンス・声優系の資格を取ったりと、専門知識や技術を高める努力が必要です。これにより、声の表現力や発音など、ナレーターとしてのスキルを上げられ、活躍の可能性も広がるでしょう。
また、担当するメディアによっては、その分野に対する専門知識が必要となることもあります。
今後のナレーターの将来性
近年、オンラインチャンネルやSNSなど、メディアのツールが増加しています。これにより、番組や宣伝動画などの数も増えているため、ナレーターの仕事も増加傾向にあるようです。こういった背景もあり、ナレーターの仕事は今後急激に減少するようなことはないでしょう。
とはいえ、ナレーターは単発や短期間の仕事が多い仕事です。声だけを使うので、年齢に関係なく続けられますが、収入を安定させるには実力・実績が必要となるでしょう。
ナレーターの就職先
ナレーターの就職先としては、イベント会社や制作会社、放送局などが挙げられます。この場合、就職した会社の作る番組や動画のナレーターを担当することになります。
また、就職という形ではなく、プロダクションや事務所、劇団に所属して、オーディションで合格したり紹介されたりした仕事を行う場合もあります。
さらに、ナレーターには、会社や事務者に所属せずに活動するフリーランスも多いと言われています。その場合は、営業から事務処理まで全てを自身で行わなくてはならない一方で、より自由な働き方を目指せるでしょう。
近年では、アルバイトや副業として活動しているナレーターもいます。
ナレーターに向いているのはこんな人
ナレーターは、声のみで、求められる世界観を表現しなければなりません。そのため、朗読や声での表現力に長けている人は、ナレーターに向いていると言えるでしょう。
また、ナレーターはより多くの人の耳に声を届かせなければならないため、声の質に優れていること、滑舌が良いことなども大切です。
さらに、ナレーターには発声練習や喉のケア、担当メディアの予習など、日常的な努力も求められます。よって、地道な努力を続けられるまめな性格の方も、ナレーターに向いていると言えるでしょう。
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ナレーターに関連する職業や資格
ナレーターに関連する職業
ナレーターに関連する職業としては、以下のようなものが挙げられます。
- 声優
- アナウンサー
- 俳優(女優)
- カメラマン
- 映像・演劇監督
- 番組ディレクター
ナレーションは、専門のナレーターだけでなく、声優やアナウンサー、俳優などが務める場合もあります。
また、ナレーションをつける作品には、カメラマンや監督、ディレクターなど、多くの職業の人が携わっています。よって、ナレーターは、こういった人からナレーションの表現に関する要望や指示を出されることもあるでしょう。
ナレーターに関連する資格
ナレーターに関連する資格としては、声や話し方、発音などに関するものが挙げられます。主な例をご紹介しましょう。
- アナウンス検定
- 話しことば検定
- 声優検定
- 声優能力検定
このような資格は、ナレーターの仕事にとって必須ではないものの、声を使った表現をする上で役に立ちます。声に関する知識や技術が豊富であることはナレーターにとって有利になるので、勉強しておいて損はないでしょう。
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