ダンスインストラクターになるには

  • 2020.09.15
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ダンスインストラクターの概要や仕事内容

ダンスインストラクターとは?

ダンスにはたくさんの種類があります。
例えば
・ヒップホップダンス
・ジャズダンス
・タップダンス
・ショーダンス
・バレエ
・ソウルダンス
・ジャズダンス
・フラメンコ
・社交ダンス
・チアダンス
・エアロビクス
など、挙げるとキリがありません。
そんな数あるダンスのうち、自分が専門にしているジャンルのダンスの指導を行うのがダンスインストラクターです。
アマチュアからプロ、キッズまで広い範囲で指導を行います。

ダンスインストラクターの仕事内容とは?

ダンスインストラクターが行う主な仕事は
・ダンスレッスン⇨1コマ約1~2時間の間で行われます。

レッスンは主に次のような流れで行われます。
準備運動(ウォームアップ・ストレッチなど)

基礎練習(ステップやターン、ジャンプなどの練習)

振り付け
・レッスン内容や振り付けの考案
・レッスンで使用する音の編集
・作品作り (発表会などの)
・スケジュール策定(レッスンのゴール目標設定、イベント出演などの年間スケジュール、イベントへのエントリーなど)
・衣装の選定、発注
・スタジオスタッフとの打ち合わせ
などが挙げられます。
想像以上に多くの仕事があるためダンスインストラクターの仕事はとても忙しいということがわかります。
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ダンスインストラクターになる方法(資格取得方法等)

ダンスインストラクターになるために特別な資格はありません。
資格云々よりも、ダンスの経験年数やダンサーとしての実績(入賞実績、バックダンサー実績、メディア出演実績)のほうがダンスインストラクターになるためのセールスポイントとなることが多いようです。
例えばダンススクールで講師を募集している場合、「有名歌手○○のバックダンサーを10年間勤めていました」といった経歴がある方が生徒を集めやすいといったことなどがその理由となるでしょう。

ダンスが好きな人はまずダンススクールや大学、専門学校などで学んだり海外に留学して本格的にダンスを学んだりして実力をつけます。
その後スポーツジムやスタジオと契約してスタッフとして働く、オーディションを受けて芸能事務所や劇団で働く、テーマパークのダンサーとして働くなどの方法で経験や実績を積んでいきます。
有名ダンサーだとTRFのサSAMさんは19歳の時に「全国フラッシュダンスコンテスト」で優勝後に渡米し、ニューヨークでダンスの基礎を学んだそうです。また、最近メディアによく出る菅原小春さんは、DANCE ATTACKやSHONEN CHAMPLEなど数多くのコンテストで優勝しています。高校卒業後はSAMさんと同じく渡米し、ロサンゼルスで修業を積んだそうです。
調べていると多くの有名ダンサーは海外で修業をしたり、自らダンスチームを結成して活動していたりという経歴を持っています。

ただし、気をつけなければならないのは、ダンスが上手いこととダンスを“教える”ことが上手いことは異なります。
どれだけダンスが上手くても、教えるのが下手であれば仮にダンスインストラクターになれたとしても生徒は離れていってしまいます。
もし、教えることに不安がある場合は一般社団法人ダンス教育振興連盟(JDAC)が主催する「ダンス教育指導士」の資格を取得すると良いでしょう。
この資格は履歴書に書くこともできる資格で、主な対象は学校の先生などですが“教える”という意味ではダンスインストラクターが取得する価値のある資格となるでしょう。

では参考に、ダンス教育指導士の入り口となる「ダンス指導研修会Ⅰ」についてチェックしていきましょう。
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資格難易度や試験について

試験について

ダンス指導研修会Ⅰは、ダンスの技術やセンスを上達させる事ではなく「ダンスの指導方法」に焦点を当てた、厚生労働省・スポーツ庁後援の唯一の研修会です。
当研修を受講することによって初級の資格を取得することができます。

研修では、ダンスの技術だけではなく授業の進め方や生徒とのコミュニケーションの取り方、安全対策、指導者マナー向上など、「ダンスが上手く踊れなくてもダンスの指導ができる」講習を行っています。
初級ライセンスの研修会のため、ダンス経験が全く無くても楽しく学べるプログラムとなっています。

以下ダンス指導研修会Ⅰの詳細です。

●試験の概要
※下記は2020年下半期の試験の詳細や日程です。
参加対象:16歳以上であれば職業・年齢問わず参加可能。
・保育園、幼稚園、小・中・高校、特別支援学校、大学、専門学校などの先生(ダンス未経験者でもOK)
・ダンススタジオやスポーツジムのインストラクター、オーナー、ダンサーの方など
・高校生、大学生、専門学生の方など
・主婦の方、会社員の方など

申込締切日:申込み締切日は開催日の2日前になります。
※会場によっては締め切り後も受付できる場合があります。
※定員に達した場合は、締切日前に受付を終了する場合があります。
※諸事情により、締切日前であっても研修会が延期または中止になる可能性があります。
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今後のダンスインストラクターの将来性

現在は小・中・高校の保健体育の授業の中でダンスは必修科目となっています。そのため習い事としてダンスを習わせる親が増えていることや、ダンスを習うことによって自分に自信を持てるようになった子が増えるなど、様々な面でダンスを習うメリットが増えてきています。
調査したところ、現在の親世代に当たる30代の習い事ランキングにはダンスは入っていませんでしたが、子供たちの習い事ランキングのほとんどで10位以内にダンスが入っています。
今習っている子供たちが継続してダンスを学び続けるとすると、この先も一定の需要がある可能性が高いため、将来性は十分にあるといえます。

ただし、最近のダンスはストリート系とバレエの融合など、様々なジャンルのダンスを組み合わせて行うことが多くなっているようです。
そのため多くのジャンルのダンスの知識があり、受け入れていけていくことができなければ道が狭まっていく可能性がありますので注意が必要です。
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ダンスインストラクターの就職先

ダンスインストラクターの主な就職先には次のような場所があります。
・ダンススクール
・スポーツジム
・フィットネスクラブ
・カルチャースクール
・保育園、幼稚園、小・中学校、高校など(ダンス専任講師)
・フリーランス など
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ダンスインストラクターの平均年収・MAX年収

ダンスインストラクターの年収は、働く形態によって異なります。
例えばダンススクールやスタジオの正社員として働く場合の年収は約200~400万円だとされています。400万円の場合は日本の平均年収と比較してもそう少ない金額ではありませんが、決して多いとは言いがたいでしょう。
平均年収が低い原因としては、所属するダンススクールやスタジオの規模によることと、ダンスインストラクターの平均年齢が低い(平均は約30歳)ことが挙げられます。小さいスクールで若いダンスインストラクターが働く場合、年収が高くないことは安易に想像ができます。
人によっては大きなスクールなどに長く勤めてスキルアップして500万円以上の年収があるというケースもありますので、勤め方によっては低い年収と悲観することはないでしょう。

一方フリーランスとして働く場合、もちろん仕事が少なければ年収はかなり低いことになりますが、成功した場合はかなり年収が高くなります。
例えば有名ダンサーのレッスンは一人あたり1~2時間で数千円のレッスンが相場となっています。仮に2時間3,000円のレッスンで20人集まったとしたら、2時間で6万円。一日3コマ行えば18万円。それを1ヶ月のうち20日行えば360万円。一年続ければ4,320万円ということになります。
ちょっと行き過ぎた計算のようですが、このように人を集めてたくさんレッスンを行うことができれば数千万円の収入を得ることも可能だと言うことになります。
そのためには有名になる必要があることは言うまでもありませんが…たくさんの年収を得ることができる夢のある職業ですね。
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ダンスインストラクターに向いているのはこんな人

ダンスインストラクターはダンスが上手いことを大前提として、あとはインストラクターとしてきちんとわかりやすく生徒に教えることができる能力が求められます。
同時に、生徒が怪我や事故を起こすことがないようしっかりと注意することができる注意力や責任感は欠かすことができません。
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ダンスインストラクターに関連する職業や資格

●関連する資格

●キッズダンストレーナー資格認定講座 (KDT)
日本キッズダンス協会が主催する資格で、子供専門のダンスインストラクターを目指す方や、ダンス教室を開いている方で他教室との差別化や子供向けにもレッスンを行うことを決めた方など、子供向けのダンスのレッスンを行う講師のための資格です。
受講内容は
・キッズコーチングの発達心理にもとづく理論
・運動科学にもとづく発達別の運動カリキュラム
・コーチングを使った指導法
・教室開催までのプロセス
などとなっており、プロのキッズダンスインストラクターとして必要なコーチングスキルを身につけることができます。

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